野村 萬

1930年生まれ。日本を代表する狂言の第一人者として、1997年重要無形文化財個人指定(人間国宝)の名誉を受ける。2001年に日本芸術院会員、2008年に文化功労者となる。世阿弥の唱えた「舞歌」と「物真似」を両立させ、正統派の狂言を確立。その品格は他の追随を許さない。現在も多くの舞台で活躍する傍ら、後進の育成にも力を注ぐ。(公社)能楽協会理事長。(公社)日本芸能実演家団体協議会会長。名誉都民。

野村万蔵

1965年生まれ。野村萬の次男。父に師事。2005年、万蔵家の名跡九世野村万蔵を襲名し当主となる。一門の組織萬狂言を主宰。古典を正しく継承し、復曲新作など能楽の可能性追求にも取り組む。近年、狂言とコントを融合させた「現代狂言」の創作・演出や、英国コメディの演出なども手掛ける。また狂言大蔵流と和泉流の若手研鑚と交流を図る「立合狂言会」を発足させ次代の能楽界発展に尽力する。東京藝術大学非常勤講師。劇団青年座研究所講師。和泉流職分会代表幹事。重要無形文化財総合指定。

能村晶人

1972年生まれ。能村祐丞の長男。野村萬および故八世万蔵、九世万蔵、父に師事。既に数多くの秘曲・大曲を披く。海外公演にも多数参加。桜美林大学非常勤講師。尚美学園大学非常勤講師。

山下浩一郎

1970年生まれ。九世万蔵に師事。東京の舞台を中心に活動。学校公演や小中高生向けワークショップなども積極的に行なう。

野村万之丞

1996年生まれ。九世万蔵の長男。祖父の萬及び父万蔵に師事。2017年、六世野村万之丞を襲名。2000年「靱猿」にて初舞台。2002年「伊呂波」の初シテ、以後「しびり」「重喜」「魚説法」「井杭」「二人袴」のシテを勤める。2009年「千歳」、2015年「奈須与市語」、2017年「三番叟」を披く。

野村拳之介

1999年生まれ。九世万蔵の次男。祖父の萬及び父万蔵に師事。2003年「靱猿」にて初舞台。2004年「井呂波」の初シテ、以後「しびり」「重喜」「魚説法」「井杭」「二人袴」のシテを勤める。2016年「千歳」、2017年「奈須与市語」を披く。

野村眞之介

2003年生まれ。九世万蔵の三男。祖父の萬及び父万蔵に師事。2007年「靱猿」にて初舞台。2008年「井呂波」の初シテ、以後「しびり」「重喜」「魚説法」「井杭」「二人袴」等子方の役を多数勤める。2017年「千歳」を披く。

河野佑紀

1990年生まれ。九世万蔵に師事。萬狂言主催公演をはじめとし、多くの舞台を勤めるほか、海外公演にも参加。2016年「奈須与市語」を披く。現在、書生として修業を重ねる。

能村祐丞

1942年生まれ。野村萬に師事。2000年に先代である父に次いで二世祐丞を襲名。萬狂言北陸支部代表。既に数多くの秘曲・大曲を披く。海外公演にも多数参加。軽妙なしぐさの中にも気品を感じさせる芸風を確立。これまで、金沢市文化活動賞(1989年)、北國芸能賞(1997年)など数多くの賞を受賞。重要無形文化財総合指定。

増田秋雄

1924年生まれ。野村萬に師事。狂言の最高秘曲と言われる「枕物狂」を2001年に披き、現在も北陸を中心に舞台を勤める。2003年北國芸能賞受賞。

炭哲男

1955年生まれ。二世祐丞に師事。1987年「奈須与市語」、2001年「三番叟」、2016年「釣狐」を披く。北陸を中心に数多くの舞台を勤めるほか海外公演にも参加。重要無形文化財総合指定。

荒井亮吉

1943年生まれ。二世祐丞に師事。1990年「奈須与市語」を披く。重要無形文化財総合指定。

鍋島憲

1947年生まれ。二世祐丞に師事。1999年「奈須与市語」を披く。北陸を中心に数多くの舞台を勤めるほか海外公演にも参加。能楽協会会員。

清水宗治

1952年生まれ。二世祐丞に師事。1990年「奈須与市語」を披く。能楽協会会員。

若生敏郎

1950年生まれ。二世祐丞に師事。2000年「奈須与市語」を披く。能楽協会会員。

山田譲二

1960年生まれ。二世祐丞に師事。2009年「奈須与市語」を披く。能楽協会会員。

炭光太郎

1990年生まれ。炭哲男の長男。二世祐丞及び父に師事。2012年「奈須与市語」を披く。能楽協会会員。

中尾史生

1981年生まれ。二世祐丞に師事。能楽協会会員。

野村万禄

1966年生まれ。野村萬の甥。野村萬に師事。2000年に万蔵家の別家である万禄家を五十年ぶりに再興したのと同時に二世野村万禄を襲名する。萬狂言九州支部代表。数多くの舞台を勤める傍ら稽古場開設や学校教育と連携した狂言の指導など、普及と発展に努めている。2010年福岡県文化賞奨励部門受賞。筑紫女学園大学非常勤講師。福岡教育大学非常勤講師。重要無形文化財総合指定。

吉住講

1976年生まれ。二世万禄及び九世万蔵に師事。2003年に「奈須与市語」を披く。九州の舞台を中心に、学校公演や小中学生向けのワークショップなども積極的に行う。能楽協会会員。

吉良博靖

1973年生まれ。二世万禄に師事。2009年に「奈須与市語」を披く。能楽協会会員。

小笠原匡

1965年生まれ。野村萬及び故八世万蔵、九世万蔵に師事。国立能楽堂三役研修生を修了。萬狂言関西支部代表。海外公演にも多数参加。新作狂言の劇作や演出を積極的に行なう。2007年より毎年、千葉大学「伝統文化をつくる」授業にて、房総に伝わる伝承などを元に学生と創作狂言を制作。狂言・文楽・講談・落語・和太鼓のコラボレーション集団「風流」主宰。千葉大学客員教授。佐渡「鼓童」講師。重要無形文化財総合指定。

小笠原弘晃

2001年生まれ。小笠原匡の長男。2005年「靱猿」の子猿で初舞台を踏む。2006年「伊呂波」で初シテ。以後数多くの子方の役を勤める。2012年東映創立60周年記念作品映画『北のカナリアたち』に出演。

泉愼也

1977年生まれ。小笠原匡に師事。2005年大阪能楽養成会に入会。2008年翁「面箱」を披く。修行を重ねながら関西を中心に活動。能楽協会会員。

山本豪一

1961年生まれ。故八世万蔵及び小笠原匡に師事。2000年「奈須与市語」を披く。関西を中心に活動。能楽協会会員。